イギリス人と仲良くなるには最低限これは知っておきたい!イギリスが4ヵ国の連合王国ってこと!
英会話をすると速い段階で、相手の出身国を聞くと思います。
ぼくはアイルランド人との英会話で、アイルランドと北アイルランドを間違えて、怒られた経験があります。せっかく英語を知ってても、国際教養がないと、せっかくの楽しい会話も台無し。そこで今回は、イギリスのことを話します。
イギリス
出典:Joe Rogan thinks that Ireland is part of the UK
イギリスの正式名称は、グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国です。つまり連合王国なのです。各地域は非独立国家としての性質を持ち、それぞれに首都が置かれ政治や行政が執り行われています。
構成しているのは以下の4ヵ国
イングランド(England
▼首都
ロンドン(London
▼人口
約5,300万人
▼特徴
グレートブリテン島の南部に位置するイングランドは連合王国の中でも人口、面積ともに最大です。また首都のロンドンは、連合王国の中心としても機能するイギリス最大都市です。世界のトップ10に入ってくるような教育機関、ヨーロッパ史上最大の株式市場のロンドン証券取引所、中央銀行であるイングランド銀行などイギリスやヨーロッパを代表する機関が揃っているのがイングランドの特徴です。イングランド=イギリスだと勘違いしている人も多いですが、イングランドは、あくまでもイギリスを構成している4つの国のうちの1つです。
▼覚えとく英語
・グレート・ブリテン及び北アイルランド連合王国 United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
・株式市場 Stock Market
・証券取引所 Stock Exchange
スコットランド(Scotland
▼首都
▼人口
約525万人
▼特徴
グレートブリテン島の北部に位置し、エディンバラに首都を置きます。民族意識の高い人達が多いのが特徴でイギリスからの独立を問う住民投票も行われました。独立とまではいかなかったものの、スコットランドには、自身をスコティッシュ(スコットランド人)だと誇りにしている人が多いので、その点を気をつけておかないとトラブルの原因になります。民族衣装として名高いタータンやキルトはスコットランド発祥です。
▼覚えとく英語
・民族意識 Racial Consciousness
・住民投票 Local Referendum
・民族衣装 National Costume
ウェールズ(Wales
▼首都
カーディフ(Cardiff
▼人口
約306万人
▼特徴
イングランドの西に位置するウェールズ。国土の大部分は山地となっており、森林や湖、丘陵、海岸などの豊かな自然が残り、国土の約20%が国立公園に指定されています。かつては石炭を代表とする豊富な地下資源を産出し産業革命を支え、18〜20世紀前半までは世界最大の石炭輸出地域として栄華を極めましたが、現在は重工業から軽工業、サービス分野に転換し経済を成り立たせています。この地の誇りとなっているのが、ラグビーのウェールズ代表です。ウェールズ人にとってアイデンティティーの一部といわれるくらい熱狂的な人気があります。
▼覚えとく英語
・国立公園 National Park
・地下資源 Underground Resources
・産業革命 Industrial Revolution
北アイルランド(Northern Ireland
▼首都
ベルファスト(Belfast
▼人口
約180万人
▼特徴
グレートブリテン島にある3国とは異なり、隣国アイルランドの北部に位置します。経済はイギリス本土と密接に関連し、農業国である南のアイルランドと比べて工業が発達しています。農業も盛んで特に牧草地が広く、畜産に重点がおかれ、農業生産の 80%以上が畜産物によるものです。
▼覚えとく英語
・農業国 Agricultural Country
・畜産 Animal Husbandry
イギリスという国自体は存在しない。
英語でイギリスと言いたいときは『UK(ユーケー)』と言いましょう。
イギリスは連合王国です。それぞれの国の人は自分の国に誇りを持っています。「イギリス民族」というくくりの種族はどこにもいません。
イギリスの国旗
ユニオンジャックでお馴染みのイギリス国旗。イングランドのセント・ジョ-ジ・クロス(白地に赤十字)に、スコットランドのセント・アンドリュース・クロス(青地に白の斜め十字)、そしてアイルランドのセント・パトリック・クロス(白地に赤の斜め十字)を掛け合わせたものがイギリス国旗です。ウェールズの旗は、組み合わさっていません。それは早くにイングランドの一部となったためであり、ウェールズ(赤いドラゴン)はいないのです。
まとめ
間違ってもウェールズ人にイングランド人?って聞いたり、北アイルランド人にスコットランド人?って聞いたりしないように気をつけましょう。今後、イギリス人と出会う時は、相手がイギリスのどこの国の出身なのかを尋ねてあげるといいかもしれませんね。
自分の国の事を相手に説明できるようになるのは、もちろん。相手の国の事も知っておかないと相互理解というのは難しいです。コミュニケーションは相互理解の上で成り立ちます。
では、では。